何十年もかけて育ってきた樹の命を家という形にしてさらに育て上げていきます
豊かな森に感謝し山の保全のために日本の木をたくさん使用します
「山を大切にしよう。」というと「木を切ってはいけないんでしょう?」と聞く人がいます。でも、それは違います。確かに、アフリカや東南アジア、南米等で行われている森林伐採は自然破壊と思われるような状況があり、そういった話を耳にしたことがあるからでしょう。
しかし、日本において多くの木は戦後植林されたものが多く、戦後70年たった現在、植林されたスギやヒノキは「家として使ってもらえる日々」を待ち望んでいます。なぜなら、先祖たちが一生懸命に植林し大切に育ててきた木々が、ちょうど伐採の旬を迎えており、日本のスギやヒノキは、家として使ってもらえる日々を待ち望んでいます。
日本の山は木を植え、育て伐採し、また木を植え育てるという循環をして山の自然環境が成り立っています。木を伐採せずそのまま放置すれば山は荒れ、土砂災害などが発生してしまいます。木を切らないことこそ自然破壊といえるかも知れません。
建築材料となる木は角材に製材されます。切り落とされた端辺はバイオマス燃料などにつかわれたり、木を乾かす乾燥釜の燃料に使われたりします。
私たちの目的は、日本の木をたくさん使うことです。日本の豊かな資源である木を適切に管理し使用することは、山の保全に役立ち、山を守ってくれる人たちへの支援につながると考えます。山を守ることは、豊かな水をたくわえ、空気をきれいにし、きれいな川、きれいな海、自然環境を守ることにつながり、ひいては下流に住む私たちの暮らしを支えてくれることにつながります。
品質管理された地元材最高品質ブランドの木材を使用します
岐阜には全国に誇れる豊かな山林があり、家づくりに適したヒノキや杉が豊富です。丈夫な構造材やさしい無垢材の床には、地元の気候にあった地元の木を使います。その中でも、自然素材でありながら、工業製品として信頼できる JAS 製品を利用するので安心です。
JAS 機械等級区分では、木材の見た目の欠点だけではなく、特別な機械を使い 1 本ごとに強度をはかり水分量を測定することによって、品質を見極めます。私たちは、無垢材の JAS 製品のなかでも、最高品質ブランド「JAS 機械等級区分製材品」を生産する倉知製材所に依頼しています。
含水率・強度測定、目視による検品を合格した木材のみ、材面に JAS マークが印字され、JAS 製品として出荷されます。測定された数値は、JAS の機械等級区分で木材に1本1本印字します。
含水率・強度測定、目視による検品を合格した木材のみ、材面に JAS マークが印字され、JAS 製品として出荷されます。測定された数値は、JAS の機械等級区分で木材に1本1本印字します。